妻の逆襲?
相談者:52歳  対象者:55歳  

奥さまがコールセンターにお電話されるには

かなりの躊躇と戸惑いがあったようです。

1ヶ月程前に1度フリーダイヤルにお電話を頂きましたが、

その時点で相談室に出向かれるまでには至りませんでした。

月日が経ってもご主人の様子に変わりはなく、

このままでは・・・と思われたのでしょう。

先日再度当社のフリーダイヤルにお電話を頂きました。

2度目の電話では、

1度目に対応した私の名前を覚えてくださっていました。

やはり会ってご主人のことを相談したい。

大宮の相談室に現われた奥さまは大変お美しく洗練され、

キャリアを感じさせる身のこなしをされる方でした。

お話を伺うにつれ、

なるほど私の第一印象に狂いは無かったと感じました。

奥さまはご主人が経営する会社の一つの部門を自ら仕切り、

家庭に納まることなくバリバリと働いていらっしゃる

キャリアウーマンでした。

ご夫婦は今までも日中仕事が忙しくすれ違いの生活でした。

それがこの1年程前から、ご主人の帰宅は連日午前なのです。

会社に泊まるようなことも有ります。

今年の5月頃からは食事も一緒にされたことが無く、

休日も様々な理由で出かけて行きます。

今回、奥さまがご決心なさったきっかけは

毎年同じレストランで祝っていた結婚記念日

を仕事だと言って勝手にキャンセルしたことでした。

今まで女性の影を特別感じたことは有りませんでしたが、

急に不安になりご主人の状況を知りたくなったのです。


私達はこの状況をお聞きし、

間違いなくご主人には女がいるだろうと感じました。

ただ、奥さまのお気持ちはそこまでついて行けていません。

それ故に、

疑っている自分がおかしいのではないかとご自分を責め、

なかなか一歩踏み出せずにいたのです。

ですから私は先ず、

奥様が知らないところで何をしているのか真実を見ましょう

とご提案を致しました。

それで奥さまがご安心なさるならそれが一番。

疑っているだけご夫婦の溝は深まるばかりです。


奥さまは仰いました。

「そんな風に考えたことは有りませんでした。

 なんだか気持ちが楽になりました。」


こうして調査は始まりました。

ご報告が出来る状況になり、

奥様には池袋の本部までお越し頂きました。

数時間後、奥さまから涙声のお電話がありました。

やはり、

ご主人には愛人がいました。


しかも奥さまがよくご存知の女性でした。

彼女は2年前からご主人についている秘書

奥さまも信頼しご主人のお世話を全て任せていたのです。

歳は38歳でバツイチの子持ちです。

ご主人はほぼ毎日、彼女の部屋に通っていました。

休日には

彼女の中学生の娘と思われる少女と3人で食事を楽しむ姿。

ご主人と一緒に会社を立ち上げ、

今まで一生懸命に働き続け、

会社を大きくするのを二人の目標にしてきたのに。

その現実はとても残酷なものでした。

ご報告後にお電話をくださり、奥様は仰いました。

「先生、泣かせてください。

 泣き止んだら現実を受け入れますから。」




数日後

「先生!」

少しだけ無理をしているような明るいお声で、

奥さまからお電話を頂きました。

「先ず、

 夫の隠し口座と彼女の口座の調査をお願いします。

 もしかしたらお金が流れている可能性が有りますから。

 それから夫の資産調査も。

 子供達とも相談して主人を解任しようと思うのです。」


それでは離婚を・・・?

「そうですね。実は私モテるんですよ!

 というのは冗談ですが、

 先生の仰る通り、一度だけ別れさせとやり直しをしてみます。

 それから決めようと思います。」


そこから奥さまの手腕はさすがに鮮やかでした。

ご主人はやはり愛人に毎月50万ものお金を渡していました。

しかもそれは会社の経費から落ちるようになっていたのです。

その他にも交際費は全て領収書で切っていました。

先ずご主人を解任し、

間髪を入れずに愛人に対して慰謝料請求をしました。

ご主人が慌てて弁護士に相談する頃には、

財産の差し押さえまで済んでいました。

そこから、ご家族を交えての家族会議。

ここまで完膚なきまでに叩くのは

通常のやり直しの法則に反します。

ただ、元々ご主人は頭が良く切れる人物です。

それがよく分かっているからこその方法でした。

「私達はパパを愛しています。

 だからパパに戻って来て欲しい。」


これも作戦のうちでしたが

家族会議で話をしたのは一番可愛がっていたお嬢様でした。

「でもパパが

 全てを捨ててその女性とお子さんと一緒にいたい

 という覚悟が有るならば、
 
 その女性が何も持たないパパ本人を真剣に愛してくれるなら、

 私達はパパを解放してあげたいと思うの。」


そう、奥さまが考えて欲しいのはまさにそこでした。

ご主人は一時期愛人宅へ転がり込みましたが、

1ヶ月も経たないうちに戻って来ました。

「お前には負けた!さすがだよ。」

それがご主人からの精一杯の謝罪であると

長年連れ添った奥さまには分っていました。

テーマ:不倫・浮気 - ジャンル:結婚・家庭生活

【2008/10/09 13:16】 | 浮気・不倫問題 50代前半 やり直し | トラックバック(0) | コメント(0)
<<新しい自分との出会い | ホーム | 長い苦しみの結末は>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://mrgroup2.blog63.fc2.com/tb.php/914-b71af7f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
離婚カウンセラー日記


現役のカウンセラーが日々の奮闘ぶりや、様々なお悩みを一緒に悩んで解決していく様を綴っていきます。

プロフィール

Author:離婚&修復カウンセラー
私共のブログへ
ようこそお越しくださいました

この苦しみを乗り越えた方々に
お願い致します
今現在悩んでいる方へ
どうぞ良きアドバイスを

そして現在悩んでいらっしゃる方に
お願い致します
これ以上
一人で苦しまないでください

カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログランキング

ランキングに登録しています




気に入って頂けたら
1クリックお願い致します

RSSフィード

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ